展示会・セミナー情報

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の 治療とリハビリについて

オランダエンラフ・ノニウス社が権利を有しており、オージー技研株式会社は日本語ホームページとして公開することの許諾を受けています。尚、一部製品に関しては日本では発売されていないものがございますが、ご了承ください。

COVID-19でのNMES療法 - 要領

呼吸循環器系疾患の治療では、リハビリテーションの非常に早期にICUで行われた神経筋電気刺激療法(NMES)の良好な結果が知られています。 治療の目的は両脚の大腿四頭筋と下腿三頭筋の強化です。よりアクティブなリハビリテーションを後日開始するために、患者がベッドから離れられない段階であっても筋力の強化に取組むことができるという所にNMESの前向きなアプローチの真骨頂があります。とは言うものの、まずは、ベッドから椅子へ、そして立った状態への移行が容易にできるようにします。

対象となる筋肉上に合計8つの使い捨てEN-Trode電極(衛生上の理由により使い捨て - 患者毎の使用)を取り付け(それぞれの脚に電極を4つ)ます:8x12cmの電極2ペアを大腿四頭筋に、4x6cmの電極2ペアを下腿三頭筋に用います。大腿四頭筋に用いる電極は、鼠径ひだの末端から5~10cmの位置に、膝蓋骨の近く4~8cmの位置に横方向に取り付けます。

下腿三頭筋に用いる電極は、腓腹筋の筋腹部に縦方向に取り付けます。最善のNMESプロトコルでは、パルス持続時間400μ秒の対称的な二相性の方形パルスを使用します。ランプアップ時間1秒とランプダウン時間1秒を除外すると、収縮時間は6秒、弛緩時間は8秒となっています。結果、合計サイクル時間は16秒となります。5Hzを3分間の継続的なウォームアップ後、18分間の各セッションの間にそれぞれの患者の許容できる強度に調整されます。使用する周波数は75Hz(HF-NMES)か15Hz(LF-NMES)です(12)。

注意:相間間隔の伴う二相パルスを使用する利点は大腿四頭筋の収縮力を強化できることです(Laufer 2013)。

クリティカルケア段階でのエンラフ・ノニウス社の機器の有用性 >>