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新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の 治療とリハビリについて

オランダエンラフ・ノニウス社が権利を有しており、オージー技研株式会社は日本語ホームページとして公開することの許諾を受けています。尚、一部製品に関しては日本では発売されていないものがございますが、ご了承ください。

COVID-19 急勾配傾斜路テスト - 要領

急勾配傾斜路テスト(SRT)は元々心臓リハビリテーションのために開発されました。このテストは、慢性心不全の成人のトレーニング強度を見極め、最適化するために使われていました。

このテストを利用すれば、患者のスタミナを推定することができます。ほとんどの参加者が2~3分で完了できる短いテストです。循環器への負荷も低く抑えられています。そのため、SRTはCOVID-19患者のリハビリテーションに適切で有効な測定手段なのです。

テストの除外基準について一般的なコンセンサスはありません。除外基準は心機能障害に当初は関連していました。しかしながら、COVID-19患者の機能障害は心肺系にあるため、それらを含める必要があります。文献では、ガンやCOPD、心不全などの低負荷容量の患者にSRTが合併症をこれまで引き起こしていないことが報告されています。

SRTの使用によって、療法士は、アクティブなリハビリテーションの過程内で定期的に持久力を測定し必要があればトレーニングを調節することができます。

テストはEN-CARDIO Bike Rehaを用いて行うことができます。

まず、患者に自転車に乗っていただきます(必要があればシート高を調整してください)。

次の指示を与えてください:ウォーミングアップ後、参加者は70~80回転/分(RPM)の速度で漕いでください。RPMはEN-CARDIO Bike Rehaのコンソールに表示されています。

そして、テスト開始です。

  • 1. EN-CARDIO Bike Rehaはウォーミングアップから始まります:負荷をかけずに3分間漕いでください(power = 0)
  • 2. 3分後、パワーが0ワットから25ワットに増加します
  • 3. 10秒後、パワーが25ワットから50ワットに増加します
  • 4. 20秒後、パワーが25ワットから75ワットに増加します
  • 5. 同様に増加していきます...
  • 6. 参加者のRPMが60回転/分未満になるまで継続します
  • 7. EN-CARDIO Bike Rehaはその後クールダウンに移行します

その後、EN-CARDIO Bike Rehaは、COVID-19患者の回復トレーニングに最適なパワーを明確に表示します

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