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新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の 治療とリハビリについて

オランダエンラフ・ノニウス社が権利を有しており、オージー技研株式会社は日本語ホームページとして公開することの許諾を受けています。尚、一部製品に関しては日本では発売されていないものがございますが、ご了承ください。

COVID-19:ICUリハビリテーション段階以降のエンラフ・ノニウス社の機器の有用性

ICU退室直後、回復途上のCOVID-19患者の負荷容量は非常に低いです。言うまでもなくベッドから椅子への移行できるようになることが初期目標となります。ただし、COVID-19患者にとって椅子に座るだけのことがどれほどの負担となるか過小評価するのはやめましょう。回復にいかに長い時間をCOVID-19患者が要するか、確認してみてください!

ICU退室後の患者の場合、椅子に座らされその後、手助けを受けてベッドに戻るまで30分間そのまま座り続けることが一般的です。これはリハビリテーション最初期のCOVID-19患者にとってはあまりに長過ぎる時間です。強度が強すぎて逆効果になり得るのに加えて、身体が次の活動のために回復することができなくなってしまいます。過労に注意してください!

リハビリテーションのこの初期段階を終えると、負荷容量が増加します。この時点(ほとんどの場合まだ入院中です)で非常に限定的な負荷設定での運動を開始することが可能です。心理的カウンセリング(重度のトラウマ体験を経てきたところです)とエルゴ療法が適応となる場合もあります。この段階でのリハビリテーションでは、プーリーシステムから始めることが理想的です。プーリーシステムは機能的な動作を可能とし、非常に容易で、座った状態からでも可能です。ただし、プーリーシステムは最少抵抗に設定し、負荷の上げ幅も十分に狭くするよう注意してください。

この段階を越えれば患者は指導付きアクティブリハビリテーションの段階に進行できます。
テスト(そして再テスト)によって、負荷容量を測定し、エクササイズプログラムへの入力値とすることができます。

心肺機能評価

COVID-19は心肺系への影響が大きい感染症であることから、定期的な測定を行うことが推奨されています。そのための手法がいくつかあります。

急勾配傾斜路テスト

急勾配傾斜路テスト(ここをクリックしてください)はCOVID-19患者の早期リハビリテーションには理想的なテストです。この心肺テストは非常に短時間で完了し、患者にかかる負荷も非常に低いものです。それでいながら、患者の最大負荷容量についての有効で正確な推定が得られます。この推定はリハビリテーションプログラムの参照値として使用可能です。EN-CARDIO Bike Rehaは完全に自動的にこのテストを行うことができます。

アストラントテスト

従来型の亜最大容量のテストで、最大負荷容量の推定を正確に行います。アストラントテストは患者にとってやや強度が高いテストではあるので、非常に衰弱している場合には最善の手法ではありません。しかし、もし実行可能ならこのテストからは非常に信頼度の高い結果が得られます。この結果もまたトレーニングプログラムの参照値として使用可能です。このテストもEN-Cardio Bike Rehaに標準装備されています。

6分間歩行テスト(6MWT)

ほぼすべての運動テストは(負荷を規格化するため)自転車を用いて行われますが、6MWTはCOPD患者と心不全患者のテストにおいて信頼性が検証されています(Sadaria and Bohannon, 2001; Solway e.a., 2001)。このため、6MWTはCOVID-19患者にも適切である見込みが高いと考えられます。そして何よりも大切なことは、患者に非常に控え目な負荷しかかからない点です。
独自のEN-Motion Treadmillは自動スピード機能を備えた唯一のトレッドミルです。このトレッドミルでは、そのため、患者が自身の意のままのスピードで歩行し、機械側がそのスピードに適応するということになります。6MWTに基づいてエクササイズプログラムを構成することが可能です。

筋骨格系の評価

リハビリテーション初期の段階では、2つの目標を持って筋力トレーニングを行います。

◯ 機能的リハビリテーション:日常生活動作において運動器官系を使用する能力
◯ 心肺トレーニング:肺と循環器系をトレーニングするために大きな筋肉のグループを使用
筋力トレーニングでもっとも広く使用されているテスト手法は1RMテストです。
とても容易で亜最大容量(繰り返しが25を超えることは不可)のテストであり、最大強度を正確に示します。
すべてのEN-Dynamic機において1RMテストを行うことが可能です。

テストとトレーニングのすべてをまとめて

トレーニングプロトコル - 心肺トレーニングと筋力トレーニングのいずれも - 常に推定された最大値に基づいています。
EN-Trainコンセプトにより、すべてがまとめ上げられます。

EN-Trainでは特定の患者に適用可能なエクササイズを定義します。
EN-Cardio BikeやEN-Motion Treadmill、EN-Dynamicエクササイズ機を使ってテストを行います。
テストの結果はEN-Trainに保存されます。
トレーニングの結果とこうしたテスト結果に基づいて、それぞれの患者に最適なプロトコルがEN-Train Conceptによって作成されます。
クライアントはリハビリテーション施設を案内されます。
すべての機器は自動的に設定されます。
エクササイズの進捗に関するフィードバックは療法士に報告され、再テストやプロトコルの調整に役立てられます。
COVID-19患者にEN-Trainは特に理想的なソリューションを提供します。
シンプルにして正確な測定、指導付きトレーニング、明確なゴール、そして適切なフィードバック。

エンラフ・ノニウス社の医療トレーニング機器は、COVID-19患者に以下の理由により最適です:

  • ◯始動時の負荷が非常に低い
  • ◯負荷調整時の上げ幅が非常に狭い
  • ◯補助機能が非常に充実している

エンラフ・ノニウス社のリハビリテーション機器とメディカル・フィットネス機器の使用により、COVID-19のリハビリテーションのどの段階であっても、最高のトレーニングと評価方法を使用していることが保証されます。

エンラフ・ノニウス社のリハビリテーション機器とメディカル・フィットネス機器についての詳細情報はここをクリックしてください