脳卒中後片麻痺の歩行の「筋活動」からの再定義
―EMGがひらく臨床評価とフィードバックの新たな視点―
脳卒中後片麻痺者の歩行評価では、ImpairmentとActivityが個別に捉えられがちであり、「何を見て、どう判断するか」という視点の整理が十分でないまま臨床が行われていることも少なくありません。本講演では、この課題に対して筋活動という観点から評価の枠組みを再考します。具体的には、EMGを用いてImpairment(筋緊張・共同運動)とActivity(歩行)をどのように結びつけて理解できるのか、その関係性を整理した上で、EMGによって可視化される情報と臨床観察を統合し、「何を見て、どう判断するか」の具体的視点を提示することを目的とします。さらに、EMGの有無にかかわらず実践可能なフィードバック戦略を通して、明日からの臨床に直結する応用とその価値を示します。