取材  2024.11
病院

[Wellness Report] 患者様は「動く」という反応が見られた時、驚き・喜び・希望のポジティブな反応を!

学校法人 川崎学園 川崎医科大学附属病院 様

物理療法機器 IVES Pro
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一人ひとりに寄り添ったリハビリテーションで活き活きとした毎日を

整形疾患の下垂足の患者様に電気刺激をあたえたいと医師から提案されたのが導入のきっかけです。以前はIVES+を使用していました。IVES Proは画面が大きく見やすく、患者様への視覚的フィードバックに優れていると思います。

 

EMGモード(筋電計)では数値がグラフで可視化され、客観的な評価がおこなえるので、次のリハビリテーションにつなげやすくなり、スタッフ間の情報共有もスムーズです。モード選択も使用しやすくなり、設定しなければできなかったFEEモードが常設されているのもありがたいです。

FEEは指の動きが円滑で、かなりピンポイントで適切な場所に電気刺激をおこなえる形になっています。また、パルス幅が調節できるので、末梢神経電気刺激療法では、脳血流の促進や神経可塑性促進のために1msまで設定が可能になり、リハビリテーションの幅が広がりました。すごく使いやすいです。

 

 

急性期から回復期の患者様にどのように使用されていますか

急性期は、感覚刺激を入れると脳の可塑性が上がりやすいといわれてるので、電気刺激を自動的に流すFEEモードで筋肉を収縮させたりします。または外部アシストモード(EA)では、筋力がある側の筋電を拾って患側に出力して動かす刺激を入れます。

回復期にかけては運動イメージと感覚の統合を図り運動学習を進めていく時期なので、EMGモードやパワーアシストモード(PA)などで、運動フィードバックをおこなっています。軽症になってきた時は、微弱な電気を流しながら上肢作業をすることで脳の活性化率が上がるといわれているので、末梢神経電気刺激療法などで使用しています。重度から軽度まで幅広く使えるので、かなり使用頻度は高いです。

 

 

使用の工夫や活用の具体例・自主トレ方法などを教えてください

IVES Proを使用しているのは、脳血管疾患の上下麻痺の患者様がほとんどですが、嚥下障害の患者様にも使用しています。首にゲル導子を装着し、センサートリガーモード(ST)などで、飲み込みの時にアシストします。

かなり小さい電極も導入されたので可能になりました。患者様の状態にもよりますが、上肢がメインのときは、IVES Proのリハビリテーションを1時間程度おこないます。重度の方の自主トレで使用する場合は、 EAモードによるミラーセラピーをおこなっています。

 

IVES Proは白筋から筋電位を検出しやすく、それを麻痺側に伝達して電気刺激を与えるので、どうしても不自然な動きになってしまいます。そこで麻痺のない側の自然な手の動きを鏡で見せて脳を錯覚させ、麻痺側の不自然な手の動きを修正させていくものです。

 

 

患者様の反応を教えてください

患者様は、麻痺側の手足が動くことにより、リハビリテーションに対する意欲やモチベーションが向上し、積極的に取り組む姿勢が見られます。数値の視覚的フィードバックがしやすいので、小さな動きでも「自分で動かせた」という達成感が自己効力感を高め、継続的なリハビリテーションにつながることが多いですね。

▼プロフィール

学校法人 川崎学園 川崎医科大学附属病院 様

□施設概要
地域の基幹病院として1973年開設。高度医療の提供、高度医療技術の開発、研修や大学などの医療教育機関、高度救急救命センターなどが整備されている特定機能病院。

□リハビリテーション科
運動機能障害、高次脳機能障害、発達障害、精神障害などの、あらゆる世代の障がい者(児)のための評価・治療・訓練。機能改善の研究や、脳血管疾患患者の自動車運転再開の取り組みなどをおこなっている

○医師:13名
○作業療法士:44名
○理学療法士:57名
○他スタッフ:32名

岡山県倉敷市
学校法人 川崎学園
川崎医科大学附属病院
https://h.kawasaki-m.ac.jp

[ 2024年11月現在 ]

佐藤一秀先生(作業療法士)

病院に入職して12年目。 IVESを使い続けて12年。

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