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設計のポイント

介護用入浴機器を導入する浴室プランの
参考になる設計のポイントをまとめています。

介護用入浴機器を導入する際のポイント

POINT1介護者の作業性に配慮しているか。

POINT2入浴者の羞恥心に配慮しているか

POINT3機器の搬入・メンテナンスに配慮しているか。

POINT4空調・十分な脱衣スペースを配慮しているか。

寝たまま入浴できる介護用入浴機器を設置する浴室

対象者

おすすめ施設

入浴方法

1浴室スペース 介護用入浴機器の大きさに合わせて3000mm✕4000mm程度確保するのが望ましい。
2浴槽周りのスペース 介助者が介助できるスペース・浴槽のメンテナンススペースを400mm以上確保するのが望ましい。
(洗い場のスペースは必ず他の部分より多めにとる)
⇒洗い場以外のスペースを初めに決めると設計しやすい。
3出入り口の有効開口幅 浴槽・ストレッチャーの搬入/移動を考慮して1100mm以上確保するのが望ましい。
⇒入口と通路が直角の場合は通路幅を1500mm以上確保するのが望ましい。
4浴槽の向き 入浴者の羞恥心を考慮して、入浴者の足側は入口と逆向きになるように浴槽をレイアウトするのが望ましい。
⇒下半身を他人に見られるのではないかという不安を取り除く。
5シャワー 洗い場近くにシャワーを設置するのが望ましい。
⇒浴室の清掃にも利用可能。
給湯器 全館給湯ではなく単独給湯を用意するのが望ましい。
⇒介護用入浴機器は給湯に多くの湯量、ボイラー能力が必要。【(例)40℃のお湯が345Lを10分程度で温めることが必要】
床材 水はけがよく、滑りにくい床材を選ぶ。
⇒丸みのあるタイルはキャスターの動きが悪くなるため、あまり使用しないのが望ましい。
出入り口の段差 出入り口の段差はなくす。
ドア 引き戸を選ぶ。
排水能力 大型の排水口・排水ピットを用意する。
⇒入浴中の失禁等で、すぐにお湯の入れ替えが必要。【(例)345Lを180秒で排水させることが必要】
空調 浴室全体の空調温度を管理する。
⇒パネルヒーターは室内の温度にムラが出来る可能性があるので、使用しないほうが望ましい。
脱衣室 乗り換えがしやすい広めのスペースを確保する。
⇒基本は浴室と同程度あることが望ましい。
※詳細は外観図・標準工事図を参考にしてください。
外観図・標準工事図(CADデータ)はこちら